出版社内容情報
いわゆる「レーガン革命」と称されるほど大胆な政策展開をみせた80年代のアメリカを対象として,既存の政策方針を大きく転換させる政策革新の条件を,独自に構築した政治過程モデルを駆使して明らかにする.現代アメリカの政治構造を鋭く抉る注目の書.
目次
第1章 政策革新の前提条件(ロナルド・レーガン―時代の象徴;アメリカ政治と政策革新)
第2章 内政における政策革新―二つの税制改革(政策革新の政治過程モデル;81年の経済復興税法の導入;86年の税制改革法の成立)
第3章 外交における政策革新―新冷戦から冷戦の終焉へ(大統領チーム・モデル;新冷戦の高まり;冷戦の終焉への軌跡)