出版社内容情報
「労働者の国家」たることを標榜してきたソ連.本書は,ネップ(1920年代)からペレストロイカ以降までの社会・労働政策を一次資料を駆使して克明に跡づける.そこから浮かび上がるソヴェト政権と労働者の関係は?著者が満を持して放つ注目の意欲作.
目次
第1章 ネップの導入と労働組合
第2章 ネップ初期の労働組合―1923年の危機とその克服
第3章 ネップ期の労働者の生活実態―エレーナ・カボ著『労働者の日常生活概要』紹介
第4章 「上からの革命」と労働組合
第5章 1920‐30年代における団体協約制度およびその変容
第6章 ソヴェト社会政策史の一側面―労働人民委員部の活動およびその解散
第7章 ロシア・ソ連における社会保険制度の変遷、1912‐33年
第8章 ドンバス炭鉱の危機と再編―1933年を中心として
第9章 スターリン体制と労働者統合
第10章 経済改革と失業問題、1985‐87年
第11章 ペレストロイカとソ連労働者、1988‐89年
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