出版社内容情報
第三世界の地域協力機構としては例外的に成功しているといわれるASEAN.その起源を1960年代の東南アジアの国際関係に求め,成立の経緯と形成期の活動の実態を明らかにし,ASEANとはいかなる組織なのかを解明する. 大平正芳記念賞受賞
目次
序章 ASEANへのアプローチ
第1部 ASEANへの道(東南アジア連合の成立;マレーシア問題とマフィリンド;ASEANへの収斂)
第2部 ASEANの始動(政治協力の制度化;対外共同姿勢の模索;域内協力への取り組み)
第3部 ASEANのレジーム化(共同体への志向;組織化;レジームとしてのASEAN;ASEANの本質とその変容)