日本近代社会形成史―議場・政党・名望家

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日本近代社会形成史―議場・政党・名望家

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  • サイズ A5判/ページ数 259p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130266116
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C3021

出版社内容情報

日本が近世から近代へと移り変わる時代は,近世身分制が解体し,「個人」を社会の構成員とする社会が形成されていく時代であった.本書は,このような近代社会が形成されるプロセスについて,資本主義化の本格的な進展という状況をふまえつつ,議会・政党・名望家に注目しながら解明する.

目次

日本における近代社会の形成過程
第1部 幕末維新期における国家と社会(公議人の存在形態と公議所における「議論」―三田藩を事例に;近代における議事実質化の試み―公議所・地方民会;幕末維新期の三田藩における新たな社会構想)
第2部 明治前期における「個人」の形成(明治一四年の政変前後における改進党系政治運動と『神戸新報』;明治二〇年代初頭における政治運動の論理と展開―兵庫県を中心に;第一回総選挙における選挙運動―兵庫県第三区法貴発を事例に)
第3部 資本主義の展開過程における国家と社会(明治中期における名望家の存在形態―阪鶴鉄道と大西善太郎;市民社会形成と名望家―兵庫県美嚢郡三木町玉置家を事例に)
近代日本における「個人」形成と国家

著者等紹介

三村昌司[ミムラショウジ]
1976年福岡県生まれ。2000年神戸大学文学部卒業。2002年神戸大学大学院文学研究科修了。2008年神戸大学大学院文化学研究科修了。神戸大学大学院人文学研究科助教、東京未来大学モチベーション行動科学部講師、准教授を経て、北衛大学校人文社会科学群人間文化学科准教授。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K.H.

11
今の明治研究ってこういう感じなのか、と。取り上げられているのは一般的には無名な地方の名望家(幕末の藩士も含む)がほとんどで、彼らや周囲の民衆が、新しい仕組みである議会政治にどう反応したのかが分析される。こんなのよく残ってるな、という史料が多くて、内容にはあまり馴染めなかったが、ひょっとするとこの先身近なところから出てきた史料が研究の進展に寄与するかもしれないという、ちょっと変なわくわくも感じられた。2024/01/06

うどんさん

0
近世身分制社会が解体された日本で「個人」を構成単位とする近代社会がどのように形成されたのかという問いに対し、議事機関や政党といった具体的な政治の場でどのように「個人」が立ち現れたのか、その個人がいかに国家を主体的に下支えすることになったかを考察する。ともすれば議会政治の起源として安易に幕末・維新期の「公議」論が結び付けられがちだが、近世的な政治決定過程と近代議会制度との齟齬を指摘したり、兵庫を事例に全国政党に至る前史を描こうとするなど、近世近代移行期の政治史研究としても見るべき鋭い視点の多い本だと感じた。2021/06/10

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