出版社内容情報
ロシア帝国、中央アジア遊牧世界、イスラームが交錯する歴史のなかに、クルグズ首領シャブダンの波乱の生涯を描き出す。
19世紀後半から20世紀初頭まで,ロシア帝国との狭間で「協力者」として立ち回ったクルグズの一首領シャブダン・ジャンタイ.その波乱に満ちた生涯を,ロシア,中央ユーラシア遊牧世界,イスラームの三要素が交錯する過程としてダイナミックに描き出す.
序 章 ロシア支配と遊牧英雄の黄昏
第1章 コーカンドとロシアの狭間で
第2章 統治改革と軍事侵攻の狭間で
第3章 ロシア統治の協力者か,闘争の相手か
第4章 遊牧的価値観の体現者としてのシャブダン
第5章 先鋭化する土地問題とシャブダン
第6章 聖地を目指す遊牧英雄
第7章 協力者から叛乱のシンボルへ
終 章 現地協力者のミクロヒストリーから見えてくるもの
【著者紹介】
秋山 徹
秋山 徹:早稲田大学イスラーム地域研究機構研究助手
目次
序章 ロシア支配と遊牧英雄の黄昏
第1章 コーカンドとロシアの狭間で
第2章 統治改革と軍事侵攻の狭間で
第3章 ロシア統治の協力者か、闘争の相手か
第4章 遊牧的価値観の体現者としてのシャブダン
第5章 先鋭化する土地問題とシャブダン
第6章 聖地を目指す遊牧英雄
第7章 協力者から叛乱のシンボルへ
終章 現地協力者のミクロヒストリーから見えてくるもの
著者等紹介
秋山徹[アキヤマテツ]
1979年群馬県桐生市に生まれる。2002年明治大学文学部卒業。2010年北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(学術)。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学、東洋文庫)を経て現在、早稲田大学イスラーム地域研究機構研究助手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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