フランス中世政治権力構造の研究

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フランス中世政治権力構造の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 614p/高さ 22X17cm
  • 商品コード 9784130261012
  • NDC分類 235.04
  • Cコード C3022

出版社内容情報

フランス封建社会の最高潮期(13世紀中葉)の前段をなす11~12世紀の政治権力構造を,王権・司教座・世俗諸候層とそれらの支配領域内中小貴族の,権力構造と相互関係,在地支配(教会・村落)の実態などの分析を通じて,全面的に解明した労作.

内容説明

本書は、11・12世紀段階にフランスにおける政治権力構造全般に関する著者の考察の成果をまとめたものである。

目次

第1部 中世王権の形成と発展(中世王権と権威;王権の基盤と世俗諸侯・小伯関係;司教座の俗権の形成と旧伯権力;王権による司教座の支配と統制)
第2部 世俗諸侯権力の発展と貴族権力の編成(世俗貴族=領主権力の編成をめぐる理論的問題;シャンパーニュ・ブルゴーニュ境界地帯における諸侯権の発展と中小領主層の動向)
第3部 司教座と地域支配体制(司教座権力の物権的基礎;司教座と在地の貴族権力;司教座の組織編成と分掌関係;司教座・修道院・世俗領主層と教区―ラングル司教管区の場合)
第4部 聖俗貴族=領主層の在地支配と農民層の動向(中世中期農村経済の発展と領主支配の変容;11・12世紀領主支配権の特質と権力編成―東南部シャンパーニュの実態)