訓読から見なおす東アジア

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  • サイズ A5判/ページ数 317,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130251457
  • NDC分類 220
  • Cコード C1321

出版社内容情報

東アジア史のなかで長く共通書記言語として機能した漢字・漢文の受容と変容の過程ではぐくまれた、文化の共通性と多様性を描く。

黄河流域で発明された漢字とそれによって綴られる漢文.二千年間にわたり東アジアにおける共通書記言語として機能し,宗教や社会制度などあらゆる局面を司った.日本以外の訓読的現象にも着目して,東アジアを漢文の受容と変容の過程から捉えなおす.

プロローグ 訓読から見なおす東アジア

第I部 訓読をどう論じるか
一 文化の翻訳/二 クレオール/三 雅言/四 辺境の国学/五 他地域における「訓読」 ?朝鮮半島 ? ベトナム

第II部 多様な漢文世界
一 多言語世界の中国/二 朝鮮時代の多層的漢文世界/三 長崎唐通事の言語世界/四 琉球の漢文/五 素読の教育文化/六 国学者が訓んだ『論語』

第III部 訓読は日本語をつくる
一 近世日本の訓読法 ?一斎点の登場まで ?敬語をどう表現したか/二 白話小説の受容と訓読 ?白話小説はどう読まれたか ? 近代日本における翻訳/三 近代日本の成立と訓読 ?明治前期建白書の文体 ?明治・大正期の教科書 ?国語施策と「訓読」

第IV部 訓読論から展望する
一 荻生徂徠の「訓読否定論」/二 学校教科書のなかから/三 詩吟と唱詩の言語/四 近代日本の中国学と訓読 ?漢文直読論の運命 ?漢文を訓読で読む/五 中国古典と近代日本

【執筆者】中村春作,高津 孝,齋藤希史,澤井啓一,伊藤英人,岩月純一,渡辺純成,崔在穆,木津祐子,辻本雅史,田尻祐一郎,齋藤文俊,前田 勉,川島優子,勝山 稔,木村 淳,山東 功,小島 毅,加藤 徹,陶徳民,市來津由彦

【著者紹介】
小島 毅
小島 毅:東京大学大学院人文社会系研究科教授

内容説明

漢字・漢文の習得を通してそれぞれに文化を構築してきた東アジア諸国。より広い視野で「訓読」を捉えなおし漢文世界の多様な展開を読みとく。

目次

第1部 訓読をどう論じるか(文化の翻訳;クレオール ほか)
第2部 多様な漢文世界(多言語世界の中国;朝鮮時代の多層的漢文世界 ほか)
第3部 訓読は日本語をつくる(近世日本の訓読法;白話小説の受容と訓読 ほか)
第4部 訓読論から展望する(荻生徂徠の「訓読否定論」;学校教科書のなかから ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

0
『「訓読」論』『江戸の読書会』『漢文脈と近代日本』など近年出版の訓読論本と似通った議論になっているのが残念。(執筆者も重複してます)戦前の漢文教育が道徳教育となっていたという指摘については、これは過去の問題にとどまらず、現代の国語教育全体の問題でもあるだろう。2014/10/13

maana1119

0
日本、朝鮮、ベトナムなど東アジア各地における漢文とその読解法の社会的意義、その変遷の歴史をたどる。大正デモクラシー期において漢文直読が危険思想視されたこと、現代の中国人学生も古典を訓読に似た補助記法を使って読んでいること、日本の訓読体が、その「音声中心主義」-耳で聴いてわかるという利点によって中国・朝鮮の漢文に勝る利点があったこと、などなど興味深い話多数。漢文と格闘してきたアジア人たちの努力の根底にあったのは「本を読みたい」という知的欲求であり、ナショナリズムなどは二の次であるという指摘に救われる。2014/09/15

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