出版社内容情報
日英両国は社会・文化の面でさまざまな交流を積み重ねてきた.開国以来の日英知識人の相互イメージを通観するとともに,ヴィクトリア時代の英国と幕末日本との出会いから現代の文化交流の実態に至るまでを扱った本巻は,交流の多面的・多角的な様相を映し出す.
目次
序説(エリート、政府、そして市民―英国から見た日本;日本人知識層の英国観とその変遷)
第1部 明治・ヴィクトリア期(ヴィクトリア朝英国への日本人渡航者たち;「翻案すべきか、せざるべきか」―明治日本の『ハムレット』 ほか)
第2部 戦間期(ラスキンの使徒―御木本隆三;山川菊栄―女性運動史上の日英関係断章 ほか)
第3部 戦後(政権党としての英国労働党と日本社会党;英国改革モデルとしての戦後日本 ほか)
第4部 文明史的考察(十字架の勝利のために―英国による対日布教活動の概観(一八六九‐一九四五年)
英国における日本美術の発見 ほか)
著者等紹介
細谷千博[ホソヤチヒロ]
国際大学研究所
ニッシュ,イアン[ニッシュ,イアン]
元ロンドン大学
都築忠七[ツズキチュウシチ]
元一橋大学
ダニエルズ,ゴードン[ダニエルズ,ゴードン][Daniels,Gordon]
シェフィールド大学
草光俊雄[クサミツトシオ]
東京大学
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