アジアのなかの日本史 〈１〉 アジアと日本

荒野 泰典/石井 正敏/村井 章介【編】

東京大学出版会（1992/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 284p／高さ 22X16cm
• 商品コード 9784130241212
• NDC分類 210.18
• Cコード C3321

出版社内容情報

歴史認識を媒介する場として「アジア」を設定し，そのなかで比較史の視点から「日本的特質」といわれるものを再検討する．〈執筆者〉石井正敏・荒野泰典・村井章介・小谷汪之・石上英一・入間田宣夫・五井直弘・福田アジオ・藤井讓治・塚田孝

内容説明

国家・国境を超えて〈民族〉〈地域〉〈比較〉の視座から日本の歴史をとらえなおす。

目次

１　時期区分論
２　近代日本の自己認識とアジア観
３　比較律令制論
４　比較領主制論の視角
５　比較都市論
６　アジアにおける家と村落
７　アジアにおける官僚制と軍隊
８　アジアにおける良と賤―牛皮流通を手掛りとして

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[tnk]

「日本史の展開を「アジア」という地域の広がりのなかで捉える」という視点は今や当たり前のようにとられるが、本書はその概念規定にしっかりと取り組んでいる。

2019/09/08