出版社内容情報
津田塾大学の礎を築き、日本における女子英語教育の先駆者である津田梅子は、アメリカ留学中に生物学を専攻し、将来を嘱望された優秀な研究者であったことはあまり知られていない。帰国後なぜ生物学者への道を歩まなかったのか、歩めなかったのか。科学とジェンダーの視点から梅子とその時代を描き出す。
内容説明
津田梅子は優れた生物学研究者だった!帰国後なぜ生物学者への道を歩まなかったのか、歩めなかったのか。科学とジェンダーという切り口で描く新しい梅子像。
目次
第1章 アメリカに渡った少女(津田仙と農学;少女たちのアメリカ ほか)
第2章 ブリンマー大学と生物学(ブリンマー大学の生物学科;ブリンマーの梅子)
第3章 生物学者への道(ウッズホールの夏;モーガンとの研究 ほか)
第4章 英学塾の裏側で(女子高等教育不要論;熱血童女 ほか)
第5章 塾から大学へ(星野あいとブリンマー留学;戦時下の理科創設 ほか)
著者等紹介
古川安[フルカワヤス]
1948年静岡県に生まれ、神奈川県で育つ。1971年東京工業大学工学部卒業。同年帝人株式会社。1983年米国オクラホマ大学大学院Ph.D.(科学史)取得。1985年横浜商科大学商学部助教授。1991年東京電機大学工学部教授。2004年日本大学生物資源科学部教授などを経て現在、総合研究大学院大学客員研究員。科学史家、化学史学会前会長、英国化学史学会モリス賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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