出版社内容情報
1908年から始まる日本からのブラジル移民は,どのように生き抜き,南半球最大のメガシティ・サンパウロの中心街であるサンパウロ東洋街をどのように造ってきたのか? ブラジル移民100年の歴史を豊富な資料から紐解き,地球の裏側に育まれたもう一つの日本近代をみつめる.
目次
序章 世界の日本人街
第1章 ブラジル日本人移民の開始―それはコーヒーからはじまった
第2章 サンパウロ東洋街の前史―戦前・戦中の日本人街
第3章 サンパウロ東洋街の形成と発展
第4章 サンパウロ東洋街のパイオニアとその家族
第5章 サンパウロ東洋街と新しい伝統の創成
第6章 サンパウロ東洋街の変容
終章 ブラジルの日本人街の過去・現在・未来
著者等紹介
根川幸男[ネガワサチオ]
1963年大阪府生まれ。サンパウロ大学哲学・文学・人間科学部大学院修了。博士(学術)(総合研究大学院大学)。移植民史・海事史・文化研究専攻。ブラジリア大学文学部准教授を経て、現在、国際日本文化研究センタープロジェクト研究員。同志社大学、滋賀県立大学などで兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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