出版社内容情報
四年制大学の教養課程,短大の「日本史概説」のテキストとして,また「一冊で読める」わかりやすい通史として広く親しまれてた初版を改訂.考古学,中世史を中心にこの間の新たな成果を盛り込むと同時に,近代史・現代史を増補.「冷戦」の終焉,連立政権の成立までを射程にいれた.
内容説明
第2版にあたって、冷戦終結・連立の時代までの現代史をカバー。最新の研究・発掘調査の成果をふまえた改訂と参考文献の充実。一冊で読める通史。
目次
第1部 古代(稲の道;大王から天皇へ ほか)
第2部 中世(武門の棟梁;「みやこ」と「いなか」 ほか)
第3部 近世(幕藩制支配の成立;鎖国 ほか)
第4部 近代・現代(「御一新」;民権と国権 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
萩月すめら
2
教科書とはまた違った捉へ方で古代から近現代まで書かれて居り、日本史の基礎知識が前提で更に自習を必須とする本だった。 教科書的な日本史書籍には有りがちなのだらうが、やはり韓国に対し過度に配慮されて自国に対しては自虐的で、急にそこだけ主観的な感情が入って居り残念だった。過度な客観性を求める方も求める方ではないかとは思ふが。2019/03/10
kanaoka 56
1
古代から昭和史までの事象について、重要なものに絞って説明がなされており、日本史の流れを、端的に読むことができる。 なお、1987年初版本なので、慰安婦、強制連行、南京大虐殺等の記述や、教科書問題、靖国参拝問題等については、現在の議論が反映されていない。ここは注意を払って読む必要があるだろう。2015/05/05