商人と更紗―近世フランス=レヴァント貿易史研究

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  • サイズ A5判/ページ数 328,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130210713
  • NDC分類 678.235
  • Cコード C3022

目次

第1部 商人社会の力学(ヨーロッパ商業空間とディアスポラ;ディアスポラ論の現在;マルセイユ都市空間と商人共同体―比較論の試み;レヴァントのフランス商人―交易形態と交易条件)
第2部 商品交易と技術伝播(レヴァント綿布貿易の成長と変動;レヴァント更紗とアルメニア商人―捺染技術の伝播と東西貿易;シャファルカニ更紗・その後;ラングドック製毛織物の輸出貿易―アレッポむけ輸出の変動分析;自由港制度と更紗禁制―マルセイユにおける錦布輸入問題;プロヴァンス地方における更紗の密輸と地域内商業)

著者等紹介

深沢克己[フカサワカツミ]
1949年東京に生まれる。1973年東京大学文学部卒業。1978年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1984年プロヴァンス第1大学博士課程修了(フランス第3課程博士号取得)。1986年九州大学文学部助教授。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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人生ゴルディアス

2
マルセイユを中心に、17世紀から18世紀のフランス・レパント貿易について記された本書。レパント貿易の主な品は、16世紀の香辛料、17世紀の生糸、18世紀の更紗(あるいは原料の綿花)と変遷していること等、状況の変化なども詳しく書いてあって素晴らしい。また、染色に関する技術的なこともあり、ある土地の水を用いて染色すると赤が鮮やかになる科学的原因まで! そこらの本だと、そういう逸話がその土地にはある、で済ませちゃったりする気がするので、素晴らしい。フランス・インド・インドシナの△貿易の中身なんかも興味深かった2016/01/15

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