アメリカ文化外交と日本―冷戦期の文化と人の交流

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アメリカ文化外交と日本―冷戦期の文化と人の交流

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  • サイズ A5判/ページ数 279,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130203029
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C3020

出版社内容情報

講和から新安保まで、日米の相互作用としてのアメリカニゼーション。知られざる〈ポスト占領期〉の文化空間を活写する。

主権を回復した日本に,交響楽に乗りアメリカからやってきた文化は,冷戦期の日本に「反共と再軍備を促す外交」の一環でもあった.しかし,原子力認識,文学,大衆文化等,多様な論点で出会う日米双方の多様な人々の相互作用が,半ば予期せぬうねりを生んでゆく.知られざる戦後の文化空間を活写する一冊.

はじめに
第一章 アメリカ文化外交の軌跡
 1 文化外交の原点
 2 文化外交の再開
 3 文化外交の継続
 4 冷戦文化外交の誕生
 5 USIAの設立
 6 アイゼンハワー政権期のUSIA
 7 USIAと国務省
第二章 対日文化外交の形成と展開
 1 占領から講話へ
 2 「対日心理戦略計画」
 3 在日USISの始動
 4 USIAの設立とUSIS
 5 アメリカ文化センター
 6 出版
 7 放送・映画
 8 展示企画
 9 人物・文化交流
 10 USISの日本人職員
第三章 USISの映画,そしてハリウッド映画
 1 『父湯川博士』の製作
 2 湯川と脚本家の対立の背景
 3 映画のメッセージの多様性
 4 USIS映画の全体像
 5 USIS映画の受容
 6 USISの興行映画
 7 ハリウッド映画の威力
第四章 ウィリアム・フォークナーの来日
 1 文化使節の誕生
 2 長野セミナーとフォークナーの来日
 3 長野,京都,東京での活動
 4 日本人へのメッセージ
 5 USISの評価
 6 作家・評論家の印象
 7 セミナー参加者の印象
 8 その後
第五章 「ザ・ファミリー・オブ・マン」展
 1 写真家スタイケンの誕生
 2 写真展開催までの道のり
 3 写真展の開幕
 4 日本への招致
 5 日本開催に向けて
 6 原爆写真の撤去
 7 称賛と批判
 8 その後
第六章 芸術の競演
 1 大統領緊急基金の設立と芸術家の派遣
 2 シンフォニー・オブ・ジ・エアの渡来
 3 称賛と批判
 4 マーサ・グレアム舞踊団の来日
 5 ニューヨーク・シティ・バレエと日本文化
 6 先住民文化の紹介
 7 ベニー・グッドマン楽団の来日
 8 ジャック・ティーガーデン六重奏団の来日
 9 全国に届く音楽
 10 各国の競演
 11 ボストン交響楽団と安保闘争
第七章 国際文化会館と日米知的交流計画
 1 ロックフェラー三世と「米日文化関係」
 2 会館の設立と日米知的交流計画の発足
 3 日米摩擦
 4 交流の展開
 5 言葉の壁
 6 マルクス主義の壁
 7 ローズヴェルトと日本女性の齟齬
 8 マッカーシズムと「都留旋風」
 9 日米知的交流計画の意義
第八章 対日アメリカ文化外交の限界と成果
 1 アメリカ側の評価
 2 世論調査に見る日本人の米ソ観
 3 世論調査に見る反共外交の支持
 4 模索のなかの活動
 5 人と人との交流
 6 アメリカの大衆文化と対日文化外交
むすび
あとがき

主要参考文献/注/索引

【著者紹介】
藤田 文子
藤田文子:津田塾大学名誉教授

目次

第1章 アメリカ文化外交の軌跡(文化外交の原点;文化外交の再開;文化外交の継続 ほか)
第2章 対日文化外交の形成と展開(占領から講和へ;「対日心理戦略計画」;在日USISの始動 ほか)
第3章 USISの映画、ハリウッド映画(『父湯川博士』の製作;湯川と脚本家の対立の背景;映画のメッセージの多様性 ほか)
第4章 ウィリアム・フォークナーと日本(文化使節の誕生;長野セミナーとフォークナーの来日;長野、京都、東京での活動 ほか)
第5章 「ザ・ファミリー・オブ・マン」展(写真家スタイケンの誕生;写真展開催までの道のり;写真展の開幕 ほか)
第6章 芸術の競演(大統領緊急基金の設立と芸術家の派遣;シンフォニー・オブ・ジ・エアの渡来;称賛と批判 ほか)
第7章 国際文化会館と日米知的交流計画(ロックフェラー三世と「米日文化関係」;会館の設立と日米知的交流計画の発足;日米摩擦 ほか)
第8章 対日アメリカ文化外交の限界と成果(アメリカ側の評価;世論調査に見る日本人の米ソ観;世論調査に見る反共外交の支持 ほか)

著者等紹介

藤田文子[フジタフミコ]
1944年札幌生まれ。津田塾大学学芸学部英文学科卒、東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了、ニューヨーク市立大学大学院(歴史学)博士号取得。津田塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Shun'ichiro AKIKUSA

4
思った以上に勉強になりました。2020/02/19

バードさん

1
良書!!!

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