出版社内容情報
東京大学内に散在する，第一線で活躍した画家・彫刻家の手になる博士たちの肖像画６６，肖像彫刻７７を選び，解説を加える．肖像になったのはどういう人だったのか，作者は？なぜ肖像が残されたのか，それは今どうなっているのか？
目次
肖像画をみる視点（樺山紘一）
カラー図版
肖像のある風景（木下直之）
東京大学所蔵肖像画・肖像彫刻
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Meroe
1
おもに20世紀はじめに制作された、東大で教鞭をとった「博士」たちを描いた肖像画・彫刻の展覧会の図録。作者・像主・注文者（贈与者）。肖像はなぜ作られるか、そしてなぜ捨てられないのか。描かれたものは「博士がとるべき身振り、浮かべるべき表情、生やすべき髭（髭のない博士を探すのは難しい）、着るべき服装、持つべき道具（書物が多い）、居るべき場所」のイメージへとはねかえってくる。2012/01/18
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