出版社内容情報
国や地域独自の「文化」を背景に発展・進化を遂げていったスポーツ、他国・他地域との接触により「文明」としてもたらされたスポーツ――この二つを念頭に、テニス、バレーボール、蹴鞠、ヨガなど各種競技の起源や展開、思想をグローバルな視点から論じる。
【目次】
まえがき(牛村 圭)
第一部 文明としてのスポーツの移入を顧みる
第1章 文明としての硬式庭球/文化としての軟式庭球――帝国日本庭球史(高嶋 航)
第2章 日本バレーボール界の草創期における「ジェンダリング」の展開――「女性スポーツ」誕生、普及、発展の基層を探る(川島 浩平)
第3章 橋戸信と日米野球交流――早稲田大学野球部初渡米(一九〇五年)後の日本野球界(佐々木 浩雄)
第二部 日本文化に映してスポーツの諸相を考える
第4章 蹴鞠の受容と変容――中国から日本への文化伝播と独自の発展に関する比較文化史的研究(フレデリック・クレインス/李心羽)
第5章 体育・スポーツ施設に見る日本文化と西洋文明――昭和戦前期の「札幌神社外苑」を事例として(藤田 大誠)
第三部 オリンピックという文明に対峙した諸相を読みなおす
第6章 もう一つの米欧回覧実記――野口源三郎『オリンピアへの旅』を読む(牛村 圭)
第7章 西条八十とパリ、パリオリンピック(徐載坤)
コラム 極東選手権競技大会と日本(劉建輝)
第四部 文明・文化をこえてスポーツを展望する
第8章 ヨガはスポーツか?――心身一元論にむかう修養的身体技法(堀 まどか)
第9章 身体をケアするためのスポーツ、スポーツをするための身体のケア――フローレンス・ジョイナーという転換期(永井 久美子)
第10章 スポーツと国・地域のブランディング――日英の比較とメディア報道を中心に(佐伯 順子)
あとがき(牛村 圭)



