目次
総説 日本陸海軍の近代史
第1部 政府・議会と軍―政軍関係の文脈(徴兵令と外征をめぐる政軍関係―正院・左院・陸軍省と旧藩兵;文官総督と台湾軍―原敬内閣期の政軍関係;政党内閣期の海軍の議会対策)
第2部 民衆・社会と軍―民軍関係の文脈(日本海軍の大正デモクラシー認識;日本陸軍の宣伝と恤兵―満洲事変における陸軍恤兵部の活動;『小説日米戦未来記』押収事件とその影響)
第3部 戦争と軍―戦争指導の文脈(日本海軍と総力戦;一九三〇年代における海軍権力構造と軍事輔弼体制の変動―元帥府・元帥の視点から;軍事指導者としての天皇)
第4部 国際的文脈における軍(万国医学会と日本陸軍軍医;華北駐屯アメリカ軍の撤退と支那駐屯軍;日本軍の捕虜処遇と「文化差」―歴史と歴史コンテンツの相剋)
著者等紹介
黒沢文貴[クロサワフミタカ]
東京女子大学名誉教授。日本近代史(政治外交史・軍事史)。1953年生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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