出版社内容情報
近代の日蓮仏教は多様な社会思想と結びつき,多彩な展開を示した.田中智学と北一輝におけるナショナリズム,石原莞爾と妹尾義郎における戦争論,牧口常三郎と宮沢賢治における共生思想――本書は,これらの思想家に焦点を当て,日蓮系社会思想の展開を跡付ける.
目次
第1部 日蓮仏教とナショナリズム(田中智学における超国家主義の思想形成史;北一輝における信仰と社会思想の交渉)
第2部 日蓮仏教と戦争論(石原莞爾の宗教観と世界最終戦争論;妹尾義郎における戦争観の変遷とその思想的背景)
第3部 日蓮仏教と共生思想(牧口常三郎の社会思想―共生社会の理論と信仰;宮沢賢治の共生倫理観―法華経信仰と真宗信仰の相互浸透)
近代の日蓮仏教的社会思想はいかなる思想構造を有していたのか
著者等紹介
松岡幹夫[マツオカミキオ]
1962年長崎県佐世保市に生まれる。1984年創価大学教育学部卒業。1999年早稲田大学大学院社会科学研究科修士課程修了。2004年東京大学大学院総合文化研究科・国際社会科学専攻博士課程(相関社会科学コース)修了。東洋哲学研究所研究員・群馬大学非常勤講師。博士(学術)
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