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内容説明
「身体」へのまなざし、そのポリフォニックな展開。近代国家は、学校や軍隊で、人々の身体を作り替えた。「規律」「衛生」「健康」。違和感も生じた、例えば、西洋医学に対する違和感。「しぐさ」も「おどり」も、文化によって固有である。近代日本は自らの身体をどう体験してきたか。
目次
1 身体の規律化(兵家徳行(現代語訳)
教育論―身体の能力 ほか)
2 衛生と健康(国家衛生原理;『衛生学大意』緒論 ほか)
3 文化の中の身体(日本人の言動(一部抜粋)
女の咲顔 ほか)
4 身体の多層性(歴史的身体(一部抜粋)
東洋医学の身体観の基本的特質 ほか)
著者等紹介
西平直[ニシヒラタダシ]
1957年、甲府市生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。立教大学講師、東京大学准教授、京都大学教授を経て、2022年より上智大学グリーフケア研究所・副所長、京都大学名誉教授。専門は教育人間学、死生学、哲学。心理・教育・宗教をめぐる思想、とりわけ、稽古・修養・養生など日本の伝統思想を研究。ブータンの調査も継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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