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出版社内容情報
時代を反映する選りぬきのテキストに解説を付し、日本の近代思想を読みなおして捉えるためのアンソロジーの第4巻。近代日本において、ジェンダーにまつわる問題に関して女性が執筆した様々なテキストを収録。広義の意味でのフェミニズム思想の展開をたどりながら、女性のおかれた状況やその背景を捉える。
内容説明
シジフォスのように反復・変奏する、性やジェンダーをめぐる女性の思想。近代日本において、「女性」としてのジェンダー・アイデンティティを持つ者たちが手探りで言語化してきた多様なテキストを収録。「家族と性役割」「性、愛」「性を売る」「権利と解放」の4つのテーマから、フェミニズム思想の展開をたどる。
目次
1 家族と性役割(近代家族と良妻賢母規範;母性保護論争 ほか)
2 性、愛(「新しい女」と「両性の相剋」;貞操論争と堕胎論争 ほか)
3 性を売る(公娼制度と廃娼運動;芸娼妓による手記・自伝 ほか)
4 権利と解放(自由権運動と女性;『青鞜』 ほか)
著者等紹介
水溜真由美[ミズタマリマユミ]
1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。博士(学術)。北海道大学大学院文学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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