出版社内容情報
対抗するアジア世界,中心‐外縁のダイナミズムを追う.近世から近代へ,「国家・民族・地域」は何でありつづけたか.〈執筆〉浜下武志,D・ウルフ,江夏由樹,中見立夫,新免康,結城史隆,松浦章,蔡志祥,呉密察,真栄平房昭
内容説明
対抗するアジア世界、中心‐周縁のダイナミズム。近世から近代へ国家・民族・地域は何でありつづけたか。
目次
序 周縁からのアジア史
1 シベリア・北満をめぐる中国とロシア
2 近代東三省社会の変動―清末、旧奉天省における在地勢力の抬頭
3 モンゴルの独立と国際関係
4 「辺境」の民と中国―東トルキスタンから考える
5 ネパール社会における二つのシステム
6 清代の海洋圏と海外移民
7 華南地域社会論―定住権を中心として
8 台湾史の成立とその課題
9 十九世紀の東アジア国際関係と琉球問題
10 朝貢と条約―東アジア開港場をめぐる交渉の時代1834‐94