出版社内容情報
「当たり前」と見過ごしてしまいがちな日常のできごとに目をとめ、そこに潜む不思議を、最新の心理学や行動学などの研究を紹介しながら読み解いていく、『モアイの白目』に続くオモシロ科学エッセー第2弾。
内容説明
科学は日常と地続きだ!見過ごしてしまいがちな不思議の向こうに広がる、心おどらせるオモシロ研究の魅力を紹介。
目次
1 論文の森の「イグ!」(シマシマ作戦;朝礼台の上には校長先生;悲しい熱帯魚;イカはエビが好き;三五万年前の好奇心 ほか)
2 続・モアイの白目(哀しいイヌ;サルにも「萌えキャラ」が見える;eyes 目 szem;イメージを想起する;見つめられるとにっこり ほか)
著者等紹介
小林洋美[コバヤシヒロミ]
九州大学大学院人間環境学研究院学術協力研究員。専門:比較行動学・発達心理学。1963年千住生まれ。1997年東京工業大学大学院生命理工学研究科博士後期課程修了。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トムトム
24
そのお話のエピソードに関するページに飛べる、QRコード付きです。「何それ、マジで?」と思ったものの動画をその場で見られて、面白かったです。これからの本は、全部こんな感じになるのでしょう。それもまたヨシ!2022/10/02
Uz あなぐま
2
前作もそうだったが、少しずつ、ちびちびと読みすすめたいショートエッセイ。いろいろなアイデアを持つ研究者たちがいて、それをカタチにした多様な研究論文があることが面白いなと思う。仮説をどうやってデータを伴った論文の形にするのか、テーマだけではなくそれぞれの実験デザインの発想にも驚いたり感心したりと楽しい。著者のユーモアや、たまに登場する夫との会話にも人柄が感じられてよかった。その夫が書いた解説での「一本のエッセイを仕立てる労力」という話も印象的だ。2023/09/24
くろじら
2
軽妙な語り口で近年の面白い論文のことを紹介したエッセー集。一つ一つのエッセーは短くて読みやすいので、気軽に楽しめたけど、紹介される個々の論文についてはあまりにも簡潔な解説なので、もうちょっと一つ一つにボリュームを割いてもらっても良いかもと思った。まあ、興味があるなら原著を読めということなんでしょうけど(笑2022/06/15
chuji
2
久喜市立中央図書館の本。2022年2月初版。学者さんが書いたエッセイ集。オイラには敷居が高かったです。2022/04/08