出版社内容情報
スタンダードな入門書を、読みやすくなった新版で
カントの批判哲学から、フィヒテ、シェリングをへてヘーゲルの哲学体系までドイツ観念論を平明に解説した入門書。旧版の坂部恵による解説に加え、新たに納富信留・東京大学教授による序文を収録する。1977年の刊行以来、長年読み継がれてきた名著を、読みやすい新組みでおくる。
内容説明
ドイツ観念論の名著、ここに復刊!新たに納富信留(東京大学教授)「哲学者との対話としての哲学史―本書を読むために」を付し、現代の読者におくる。
目次
第1章 カント(カント哲学の背景と意図;生涯と著作;批判哲学の意図;数学および自然科学の基礎づけ;伝統的形而上学の否定;実践的形而上学の基礎づけ;自然界と道徳界との統一)
第2章 フィヒテ(生い立ちからイエナ赴任まで;前期思想;無神論論争;ベルリン時代;後期思想)
第3章 シェリング(生い立ちからイエナ時代まで;前期思想;ヴェルツブルク、ミュンヘン、ベルリン時代;後期思想)
第4章 ヘーゲル(ヘーゲルに対する相反する評価;生涯と著作活動;根本思想;弁証法;体系の概観;『精神現象学』序論と『法の哲学』;後世への影響)
著者等紹介
岩崎武雄[イワサキタケオ]
1913年、東京都に生れる。1936年、東京大学文学部哲学科卒業。1952年、文学博士。1956年、東京大学文学部教授。1974年、東京大学名誉教授。1976年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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