出版社内容情報
本書では,人間の視覚が方向に影響されたりされなかったりするのは何故かという問題をめぐって,「情報タイプ理論」など様々な推理が展開される.謎ときを楽しむうちに,人間の知覚のメカニズムや科学的研究のあり方に迫っている.補稿:松原仁
目次
1章 傾いた図形
2章 3つの説明
3章 新たな推理
4章 理論の吟味
補稿 メンタル・ローテーションと人工知能(松原仁)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
leaf
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メンタル・ローテーションの実験レポートのために読み始めたのだが、全く予想外に面白く、レポートに不必要な部分も含めて提出後も読み続けてしまった。優れた科学は本格推理小説なんだそうだ。非常に面白かった。2009/12/10
ふぉしょん
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学生生協で買ったなー。とんでもなくおもしろい本。学術書、兼謎解きミステリ。私たちの視知覚の内部プロセスで何が起こっているのか?を、傾いた図形をもとに追っていく。ひとつ解き明かされたと思いきや、また次の謎が登場し、その過程はスリリング。明朗な論理に、もうひれ伏したくなるような。2025/09/20
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