出版社内容情報
乳幼児期・学童期から高齢期の発達の概要、発達障害への対応まで、この1冊で知っておくべき基礎がわかる。
内容説明
生涯をとおして心と体はどのように変化していくのか、気になる子や親の育ちをどのように支えるか。子育て・保育・教育にかかわるすべての人が知っておくべき基本がこの1冊でわかる!心理学への理解や関心が深まるコラムを多数収録。保育士養成課程・教職課程にも対応!
目次
第1部 発達のとらえ方(発達心理学とは;遺伝と環境 ほか)
第2部 乳幼児期の発達をくわしく知る(胎児期・周産期;感覚・運動の発達 ほか)
第3部 発達を支える(学習の理論;障害と支援 ほか)
第4部 学童期以降の発達を概観する(学童期~青年期;成人期~老年期)
著者等紹介
開一夫[ヒラキカズオ]
東京大学大学院総合文化研究科教授
齋藤慈子[サイトウアツコ]
武蔵野大学教育学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りょうみや
18
発達心理学の本を続けて3冊読んでその1冊目。学童期以降の人の一生の分野を含んではいるが、幼児期までが内容の大半となっており、その分の内容は濃いが、保育士・教員試験にも対応となっているためか、専門用語の解説と心理学の実験面の解説が多い。教科書としては分かりやすい。2019/05/26
moshi
11
タイトル通り、発達心理学の基礎がわかる本。著者が最初に書いている通り、心理学部の学生ではなく、教育学部の学生向けに書いた本なので、専門知識がなくても十分読める。人が胎児期から老いて死ぬまで、どのような身体的、認知的発達を遂げ、心理にどう影響していくのか。その為に必要な人的・物的環境とは。恐らくどこかの大学の教科書なので、「面白い!」とはいかないが、子どもに関わるすべての人が知っていると何かと良い知識かもしれない。2023/02/15
前田まさき|採用プロデューサー
4
「子育て・保育・教育にかかわるすべての人が知っておくべき基本がこの1冊でわかる!」発達心理学の入門書。胎児から高齢者に至るまで、人がいかに成長・学習するかがわかる。自分に育児経験があれば、きっとこの本をもっと楽しく読めるだろうなーと思った。いつか父親になったとき、この分野をガッツリ読み込みたい。2019/05/04
しょうゆ
3
発達心理学に関して網羅的に、そして詳細に書かれた一冊。愛着理論、言語の発達、仲間関係の発達など、担当している先生の特色・傾向ももちろんあるが、90年代以降の最近の見解も書かれていて、頭の中の整理、勉強になる内容であった。色々な分野の方にとっても参考になる一冊だと思う2023/06/22
ちゃぼ
2
育児をきっかけに発達心理学に興味を持った。赤ちゃん~大人までの成長について、こういった過程で成長するんだ、であったり、この時期はこのような見方をするんだななど、勉強になった。2018/03/25