出版社内容情報
ソクラテスからデリダまで古典・名著の精粋を抄訳,直接に原典を読むことを通して哲学することの魅惑と苛烈さに誘なう.簡潔な概説とともに,西洋哲学史を一望することができるアンソロジー.巻末に邦訳文献を紹介,教養課程のテキストに最適.
目次
第1章 古代哲学(ソクラテス以前の哲学;アテナイ盛期の哲学;ヘレニズム期の哲学)
第2章 中世哲学(キリストと教父たち;学僧たち)
第3章 近代哲学(近代理性の哲学;イギリス経験論;ドイツ観念論)
第4章 現代哲学(ニーチェ;プラグマティズム;論理的言語分析の哲学;現象学とその周辺;分析哲学;ヨーロッパ哲学の現在)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ペンギン伊予守
3
おいしいとこ取りでいいかなと思って読んでみたが、部分だけを取り上げても美味しくないということが分かった。やはり、一冊ずつコツコツ読むしかない。2014/02/18
有智 麻耶
1
古代から現代にいたる哲学の歴史を、わずかな解説とテクストの原典とを提示することで描き出している。おそらく、大学における西洋哲学の講義で用いられることが想定されており、本書のみから哲学史の知識を得ようとすると苦労するかもしれない。取り上げられるテクストについては、現代のものが充実しており、それに対してたとえばドイツ観念論はヘーゲルだけであるといった偏りがある。高校倫理の延長で、重要な哲学者のことばに直に触れたいという動機に応えるよい教科書だと思う。2024/03/20
へんかんへん
1
良書分かりやすい以前に面白い後期ヴィトゲンの説明が凄くわかりやすかった立ち読みなのでいつか買おう2014/12/04