出版社内容情報
欧米を暗黙の中心とする従来の社会心理学の理論では説明ができなかった,日本・中国・韓国に固有の社会心理・集団行動に迫る.「甘え」「信頼」や「恨(ハン)」「面子(ミェンツ)」などに視点を向けることから,新しい社会心理学を発信する.
内容説明
社会心理学の新しい潮流―「甘え」「恨(ハン)」「面子(ミェンツ)」など、日韓中各国に固有の心理から、“アジア的社会心理学”を提案する。
目次
アジアの社会心理学へ
研究法入門
個人主義と集団主義
「自己」への文化心理学的アプローチ
文化と関係性
文化の継続性
集団間関係と社会的アイデンティティーの文化的視点
グループ・ダイナミックスの理論
文化とコントロール志向
信頼
甘え
紛争解決
中国人の社会的行動
韓国人の社会的行動
文化間コミュニケーション
著者等紹介
山口勧[ヤマグチススム]
1952年うまれ。東京大学人文科学研究科博士課程修了。放送大学助教授等を経て現在東京大学大学院人文社会系研究科教授
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