出版社内容情報
本書は,未曾有の変革期にある家族をとりまく心の危機の深層を解明し,具体的かつ効果的な対応策を提示するものである.家族療法家として危機家族に長年接してきた著者が,臨床経験を通じて体得した家族臨床学の到達点を豊富な事例とともに紹介する本格的概説.
内容説明
個人中心のカウンセリングではなく、家族を複雑系として捉え、問題解決を支援する。家庭内暴力、不登校、いじめ、拒食症などに、家族療法家として対処した著者の豊富な事例を紹介。医療、福祉、学校、司法を結ぶ“臨床の知”ネットワークの結節点として、家族支援のための新しい家族臨床心理学を提起。
目次
序章 家族臨床心理学への招待
第1章 家族の現状と家族臨床
第2章 家族臨床心理学の理論
第3章 家族臨床的援助の方法
第4章 家族臨床心理学の臨床事例
終章 これからの家族臨床心理学