出版社内容情報
「錯視」とは視覚的錯覚であるが,見間違いとは異なる正常な視知覚の現れである.本書は,この不思議な視知覚現象,錯視の研究を豊富なカラー図とともに概観し,その理論,応用,製作法までを扱っている.心理学,色彩科学やデザインを学ぶ人必携.
目次
第1章 錯視研究の意義(わが国における「錯視」研究の歴史;錯視の研究法 ほか)
第2章 錯視の種類(幾何学的錯視;その他の錯視)
第3章 錯視の成り立ち(大きさの錯視;方向の錯視 ほか)
第4章 錯視の説明(幾何学的錯視の心理的な成立要因の分析(心理モデル)
幾何学的錯視の工学(場)モデル ほか)
第5章 錯視の応用(環境整備・「交通問題」への応用;錯視と芸術 ほか)
著者等紹介
後藤倬男[ゴトウタクオ]
1966年名古屋大学大学院文学研究科退学。1966年名古屋大学文学部助手。1972年中京大学文学部助教授。1974年名古屋大学教養部助教授。1984年名古屋大学文学部助教授。1988年名古屋大学文学部教授。1995年愛知県立芸術大学音楽学部教授。2003年名古屋大学名誉教授(文学博士)
田中平八[タナカヒラヤツ]
1971年東京都立大学大学院人文科学研究科修了。1971年東京都立大学人文学部助手。1999年秋田県立大学総合科学教育研究センター助教授。2001年秋田県立大学総合科学教育研究センター教授(文学博士)
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