出版社内容情報
脳科学・認知科学・人工知能の最前線で活躍する研究者たちの妥協を許さない対話により,脳の機能とメカニズム,ひいては「認識し行動していく」生体の全体像を浮かび上らせるものである.広く一般読者にもわかりやすい解説と対談を付す.
内容説明
脳科学と認知科学の真の対話。脳科学・認知科学・人工知能の最前線で活躍する研究者たちが互いに妥協を許さない対話を経て、認識と行動を結ぶ共通の原点を提示。広く一般読者にもわかりやすい解説と対談を付す。
目次
1 序:認識と行動(脳科学からの接近;認知科学からの接近)
2 基礎概念(認知機能の神経科学的基礎;行動の心理学的基礎)
3 行動の発現と実行(プランと実行―その情報処理過程;運動意志の発現;視覚と運動の脳内過程;運動軌道の形成―神経回路の計算機構;ロボットの行動の制御)
4 記憶と認識(記憶のメカニズム―認知神経科学の試み;記憶とからだ;空間の記憶と適応行動―生態学的アプローチ;認知地図の計算機モデル;時間の多重世界表現)
5 認知科学と脳科学