イメージを逆撫でする写真論講義 理論編

個数:

イメージを逆撫でする写真論講義 理論編

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年05月08日 21時42分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 324p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130101417
  • NDC分類 740.1
  • Cコード C3010

出版社内容情報

ベンヤミン,シャーカフスキー,バッチェン,バルト.これまで写真について紡がれた代表的な言説をたどり直し,そこに伏在する二項対立を撹乱し「逆撫で」することで見えてくる写真理論の新たな相貌.イメージ=写真がますます遍在し覆い尽くす世界に近づく橋頭堡の構築のために.著者待望の写真論.

内容説明

ヴァルター・ベンヤミン、ジョン・シャーカフスキー、アラン・セクーラ、ピエール・ブルデュー、ハンス・ベルティンク、ロザリンド・クラウス、ジェフリー・バッチェン、ロラン・バルト、そしてデジタル…イメージに覆われた世界を読み解くためのツール=写真論。

目次

写真論の「現在」―写真の語りにくさ
第1部 モダニズムの分岐(ヴァルター・ベンヤミン―『写真小史』再考;ジョン・シャーカフスキー―もうひとつのモダニズム)
第2部 コンテクストの間隙(アラン・セクーラ―写真を逆撫ですること;ピエール・ブルデュー―『写真論』を読む)
第3部 メディアの溶解(ハンス・ベルティンク―写真イメージの人類学;ロザリンド・クラウス―メディア(論)の憑依
ジェフリー・バッチェン―写真の系譜学)
第4部 デジタルの脈動(デジタルの指し示すもの/90年代;デジタルの現在/00年代)
ロラン・バルト―『明るい部屋』の遡行と転回

著者等紹介

前川修[マエカワオサム]
神戸大学大学院人文学研究科教授。1966年生。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専攻は写真史・写真論、美学・芸術学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かいこ

4
どうしてもバルトやベンヤミンばかりが参照されがちな写真論を、複数の言説に通底する二項対立の観点から網羅的に取り扱った数少ない良書。ただし章によっては概説的な側面が強く、また多くの前提知識が必要とされる場合もあり、個々の理論を深く理解するには原著にあたる必要もあるか?2019/10/04

yo_c1973111

1
ベンヤミン、シャーカーフスキー、セクーラ、ブルデュー、ベルティンク、クラウス、バッチェンの論考を再検討し、終章にはバルト「明るい部屋」が再検討される。 用いられるツールは、モダニズム/ポストモダニズム、形式主義/文脈主義、インデックス/リアリティ、美的/社会的、そしてアナログ/デジタルなど。批評家の論説をまとめたものには「写真の理論」(甲斐義明)があるが、論者の多くが重なる。今橋映子の言うように写真論御三家(ベンヤミン、バルト、ソンタグ)から'逃れられない'状態からアップデートされないようにも映る。2023/07/27

へりお

1
写真学における理論を網羅できるが、なんせ理論なので難解である。いくつかの情報を抽出して利用するのがおすすめ。Web2.0で双方向の意思疎通ができるようになった現代では、写真が本物であるリアルさ(パースの述べるインデックス性の喪失)を抜きに、写真は視覚コミュニケーションのツールとして利用される。ルビンスタインはそれを視覚的発話といった。これは写真が外的イメージから内的イメージに生気付与する情動的解釈というプロセスがあるからこそ言語のように扱うことができるようになったのだろう。2022/01/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14109531
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。