出版社内容情報
ドイツの8人の哲学者・思想家の言語論をとりあげ,その中に一貫する,言語を人間存在そのものを構成する最大かつ不可欠の契機とみなそうとし,したがってまた,いわゆる言語的世界を人間存在の活動の中心的な場と見なそうとする考え方を明らかにする.
目次
序章 ドイツ言語哲学の射程
第1章 ライプニッツ―〈記号〉と概念
第2章 ヘルダー―知性の刻印としての言語
第3章 フルボルト―〈世界観〉としての言語
第4章 ヘーゲル―精神の〈定在〉としての言語
第5章 ニーチェ―隠喩としての言語
第6章 ハイデガー―存在の家としての〈言葉〉
第7章 ヴイトゲンシュタイン―言語ゲームと言語批判
第8章 ガダマー―解釈学と言語