文明の基層―古代文明から持続的な都市社会を考える

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文明の基層―古代文明から持続的な都市社会を考える

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  • サイズ A5判/ページ数 78p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130031523
  • NDC分類 225.02
  • Cコード C1020

出版社内容情報

都市の魅力と未来への可能性を、インダス文明、中米テオティワカン、中世ヴェネツィアをヒントに探る。

古代都市のイメージは大きく変わりつつある.インダス文明の諸都市のゆるやかなネットワーク,中米の古代最大都市テオティワカンでの新しい発見.人はなぜ都市を作ってきたのか,その歴史的基層を中世ヨーロッパのヴェネツィアへとたどりながら,改めて都市の魅力と未来への可能性を探る.大学出版部協会ブックレット第3弾.【発行:大学出版部協会/発売:東京大学出版会】

第一章 インダス文明:ネットワーク都市―中央集権的文明観を覆す(長田俊樹)
「大河文明」は本当か?―広大なインダス文明/インダス印大河から離れて/砂漠の遺跡の謎/「城塞」と「パスポート」―都市ネットワーク論に向けて/墓から見えるもの―格差の不在/砂丘が先か,文明が先か/インダス文明は大河文明ではなかった―農業と水害の視点/古代文明観を見直す―「穀物倉」と「アーリア人侵入説」/文明の衰退について考える/ゆるやかなネットワークの存在/都市社会をどう見るか――中央集権的文明観からの解放

第二章 新世界最大の古代都市テオティワカン:英知の集積としての都市(杉山三郎)
閉ざされた空間の多様性/文明の萌芽/認知能力=知恵こそが,文明の基盤をなす/中規模都市ができ始める/完全計画都市,テオティワカン/多くの人を迎える巡礼地として/暦と数の体系/「太陽のピラミッド」と「月のピラミッド」の二元性/墓は語る/古代人の交流―物を集めるネットワーク/文明の確立から崩壊へ――伝わり,つながる文明の諸要素

第三章 水都ヴェネツィア:交易都市から文化都市へ(陣内秀信)
水と共生する町,ヴェネツィア/逆・中央集権的構造都市―複雑に交差する水と陸のネットワーク/都市を解読する/交易都市から文化都市へ/オリエント志向と柔軟性/分散的都市から統合的都市へ/なぜ都市に人が集まるか/城壁の無い町/都市モデル再考/川が結ぶネットワーク/水車の活用/考古学調査がヴェネツィアのイメージを変える/ヴェネツィアの食と産物のネットワーク/ラグーナは自然・環境・歴史の宝庫――文化都市から環境都市へ

【著者紹介】
長田 俊樹
長田俊樹:総合地球環境学研究所名誉教授

目次

第1章 インダス文明:ネットワーク都市―中央集権的文明観を覆す(「大河文明」は本当か?―広大なインダス文明;インダス文字とインダス印章;草原の遺跡、海岸沿いの遺跡―大河から離れて ほか)
第2章 新世界最大の古代都市テオティワカン:英知の集積としての都市(閉ざされた空間の多様性;文明の萌芽;認知能力=知恵こそが、文明の基盤をなす ほか)
第3章 水都ヴェネツィア:交易都市から文化都市へ(水と共生する町、ヴェネツィア;逆・中央集権的構造都市―複雑に交差する水と陸のネットワーク;都市を解読する ほか)

著者等紹介

長田俊樹[オサダトシキ]
総合地球環境学研究所名誉教授/神戸市外国語大学客員教授。神戸市生まれ。北海道大学文学部卒。北大探検部員としてインドの少数民族に出会ったのをきっかけに、1984年から6年間インドのラーンチー大学に留学し、インド少数民族のムンダ人と生活を共にしながら研究を進め、博士号(Ph.D.)を取得。帰国後はムンダ人の言語や文化に関する研究を続け、2003年から2012年まで総合地球環境学研究所教授。その間、インダス文明に関する研究プロジェクト「インダス・プロジェクト」のリーダーを務めた

杉山三郎[スギヤマサブロウ]
愛知県立大学大学院特任教授/アリゾナ州立大学人類学学部教授。1952年静岡県生まれ。東京経済大学経済学部卒業。1978年から1987年までメキシコ国立人類学歴史学研究所にて考古学調査に従事。その後アメリカ合衆国マサチューセッツ州ブランダイス大学、アリゾナ州アリゾナ州立大学大学院で研究を重ね、1995年に博士号(人類学)取得。アリゾナ州立大学研究員、ハーバード大学客員教授などを歴任し、1999年より愛知県立大学助教授、教授を経て、現職に至る

陣内秀信[ジンナイヒデノブ]
法政大学デザイン工学部教授。福岡県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学し、ユネスコのローマ・センターで研修。パレルモ大学、トレント大学、ローマ大学にて契約教授を務めた。専門はイタリア建築史・都市史。その業績は国内外で高く評価され、地中海学会賞、イタリア共和国功労勲章(ウッフィチャーレ章)、ローマ大学名誉学士号など、多数の賞を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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肥前文俊

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研究者の一生涯をかけた調査から、インダス文明は定住都市ではなかった? という定説を覆す新説があったり、ヴェネツィアの都市がどれだけ緻密な計算によって成り立っているかなどが分かり実に面白かった。もっと読む人が増えて良い一冊。2017/06/10

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