出版社内容情報
個人の自由の確保を一方の極とし,社会の統合の必要性を他方の極とし,その間の相克と調整という面から政治を捉え,読者を政治の世界に誘う.初版以来,政治を原理的体系的に考察したすぐれた入門書として好評を博したロングセラーの改訂新版.
内容説明
個人の自由と社会の統合、その間の相克と調整という面から政治を捉え、読者を政治の世界にいざなう入門書。
目次
1 政治社会の成り立ち(迷える小羊たち;幸福な群をなして;番犬になった狼;番犬のいない羊の群;番犬は狼だった)
2 政治社会の制度化(伝統と自然;実定法と自然法;自然権と社会契約;国民主権と議会主義;主権国家と国民主権)
3 近代の政治社会と議会制(議会制;多数決原理;代表制;政治指導;権力分立;政治責任)4 変容する政治社会(利害の多元化と統合;選挙による統合;利害の対立と政党;行政機能の拡大;国家機能の転換)
5 現代政治の課題(現代社会と個人;組織化社会と政治;現代の国際政治社会)