出版社内容情報
戦争とは何なのか,平和をどう定義するのか.戦争と平和は,人類の直面する最大の問題であり,また現代史を理解するうえでの中心的な課題である.本書は,19世紀末から現在に至るまでの戦争観・平和観の系譜をたどり,現代の課題の核心に迫る試みである.
内容説明
現代史の課題。戦争とは何なのか。平和をどう定義するのか。
目次
第1章 戦争と平和
第2章 世界大戦への道
第3章米ソ日の登場
第4章 1920年代の平和思想
第5章 平和論の崩壊
第6章 権力構造への回帰
第7章 冷たい戦争
第8章 民族解放という名の戦争
終章 平和の探求
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
31
戦争とは国家同志の争いである(3頁)。戦争は、野蛮、破壊的、非合理的。平和は文明的、建設的、合理的(42頁)。知的交流にもとづく国際平和は、インテリとして横の連絡をとり、世界の問題を討議、意見交換し、国際理解増進、平和に貢献しようというもの(93頁)。1920年代、文化が平和思想で知識人は国際秩序維持のため、平和、相互依存、協調の観念を強調し、大衆も影響下に置かれた(107頁)。2016/01/05
(ま)
0
冷戦集結まで 権力政治・経済・文化の鬩ぎ合いの中で遷ろう戦争と平和の概念2021/07/22
-
- 和書
- 宇宙人とみつける仕事図鑑