出版社内容情報
「小沢長官と『鳥海』が助かっただけではない。我々は、歴史的な瞬間に立ち会ったことになる」
長年、列国の海軍において「航空機と戦艦はどちらが強いか」という論争が戦わされてきた。その決着が、たった今ついた。
洋上で作戦行動中の戦艦に、航空機が打ち勝ったのだ。
航空機による攻撃は、英国海軍最新鋭艦「プリンス・オブ・ウェールズ」を沈没せしめ、南遣艦隊は窮地から脱したかに見えた。しかし米太平洋艦隊の主力部隊が近づきつつある。勝敗の行方はまだつかない――
内容説明
米国太平洋艦隊が突如フィリピンに現われたことにより、真珠湾奇襲攻撃は意義を失った。連合艦隊は作戦中止を決断、機動部隊に帰還命令を出す。一方、南方資源地帯を攻略すべく出撃した部隊が、分断され各個撃破される危機に陥っていた。脱出を図る南方部隊を救うべく、連合艦隊主力は帰還した機動部隊と合流し急ぎ南下するが、待ち受ける米艦隊との真正面からの激突は必至であった。敵味方ともに空母を擁する艦隊同士―史上初・空母対空母の大海戦が南シナ海で始まった!
著者等紹介
横山信義[ヨコヤマノブヨシ]
1958年生まれ。長野県出身。東京工業大学卒。本田技術研究所勤務の傍ら『鋼鉄のレヴァイアサン』で作家活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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