出版社内容情報
第二次珊瑚海海戦に勝利し、豪州の要衝ポート・モレスビーを攻略した日本軍。大きく戦力を落とした米国に対し、山本五十六は早期講和を申し出る。しかし、米国はこれを拒否。モレスビー近海の日本軍補給線への攻撃を続行した。さらに豪州の戦況を受け、ついに英国が対日参戦を決定。最新鋭戦艦「キング・ジョージ五世」「デューク・オブ・ヨーク」を擁する英国M部隊と、「金剛」「榛名」、そして「大和」が激突する――!
鉄壁の守りを誇る皇国を描くシリーズ第3弾。
内容説明
第二次珊瑚海海戦に勝利し、米機動部隊を撃滅した日本軍。大きく継戦能力を落とした米国に対し、日本政府は水面下で早期講和の交渉を進める。しかし米国はこれを拒否し、モレスビー近海の日本軍補給線への攻撃を続行した。敗勢の米国が隠し持つ切り札、それは英国艦隊の豪州派遣であった…。英国M部隊の最新鋭戦艦「キング・ジョージ五世」「デューク・オブ・ヨーク」。対するは歴戦の戦艦「金剛」「榛名」、そして連合艦隊旗艦「大和」。珊瑚海にて、開戦以来最大の艦隊戦が幕を開ける!
著者等紹介
横山信義[ヨコヤマノブヨシ]
1958年生まれ。長野県出身。東京工業大学卒。本田技術研究所勤務の傍ら『鋼鉄のレヴァイアサン』で作家活動を開始。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
池田羽衣
4
大和が実際に戦ったらこうなるのかな?と思いました。 勝ててもって感じですかね。 あとこの世界線の日本なんとか踏ん張ってますね。2021/08/03
水無月十六(ニール・フィレル)
2
いわゆる架空戦記。シリーズ初読。赤城、加賀健在(損傷はしている)。ポートモレスビー攻略完了。スターリングラード陥落と歴史のifが展開する作品。新書小説らしい?タバコ臭い雰囲気が良いと感じた。英国艦隊と大和級の撃ち合いなど史実ではなり得なかった展開は一種のSF戦記物を読んでいるような感覚で面白かった。赤城、加賀健在など史実より張り合ってあるように見えても余裕の空気感漂うアメリカは一体何者だと感じてしまう…。歴史とは分けて考えないといけないのは当然として、架空戦記を楽しむ上では野暮な話だと思った。2020/11/07
アオイ模型店
1
キングジョージ5世級2隻vs大和。この世界だとノースカロライナ級なんかよりよっぽど大和を手こずらせたけど、実際KGV級の14インチってどこまで通用するものだったんかな?2025/02/07