内容説明
妖怪絡みの事件を解決しながらも、極貧生活を歩み続ける陰陽師見習いの穂月と使役鬼虎太郎。今回はお嬢様系女子校での潜入依頼が舞い込んだ!なんと校内の人体模型が動くというのだ。高額な依頼料に目がくらみ引き受けたものの、穂月はまさかの女装、虎太郎は用務員のお兄さんとして女子高生からモテモテに。しかし、調査を進めていくと、人体模型を動かす怪しい「人形師」と遭遇。彼は3年間眠り続ける穂月の双子の妹・穂乃花を目覚めさせるヒントをもっているようで…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
70
タイトルにあるセーラー服の話もありますが主人公たちの過去の話がメインな感じ。2017/06/19
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
55
私立冷泉女学院の人体模型が動くという噂を探る「人体模型の恋」。入院患者に事故で意識不明になった人がいると紹介を受け、それが「枕返し」という妖怪の仕業で退治することになった「繭にくるまれた悪夢」。虎太郎の過去の話「拾遺」。連作短編集全3話。シリーズ第2弾。1巻目に比べると穂月が虎太郎に対してギャンギャンわめくシーンが少なかった分読みやすかったです。次はいよいよ最終巻。穂乃花は目覚めるか?!★★★2013/03/26
nana
16
虎太郎可愛い( ˊᵕˋ )♡2016/03/09
ダージリン
15
穂月と虎太郎は、ちょっと共依存入ってるかもね~。でも、この巻で過去のいきさつがわかるので納得・・・ほろりときます(笑)。そして、口絵の携帯の写メ風イラストが、ほんとに可愛い!(笑)2012/06/26
春々音(すずね)
11
セーラー服?まさかの女装ネタに噴いた。違和感なく疑われないのもちょっとなぁ…、表題作は軽かったけど、あとは二人の過去話。穂月の過去は思ってたよりは暗くなかった。結局の所、依存が大きいんだろうなぁ…、若干BLぽい感じが漂うのが気にかかるところ。鏡ヶ原のミヤビはあの外見だからネタキャラでよかったんだけどねぇ…、虎太郎の過去はちょっと和んだ、過程は切ないけど、暖かい家族ができてよかったなぁ…と2012/10/04