内容説明
堅陣を誇った要塞群を撃破し、日向以下旧式戦艦からなる決死部隊がマニラ湾深奥に突入。戦爆連合の強襲と連動し、米軍の要衝クラークフィールド航空基地を壊滅に追い込んだ。だが、マッカーサー副大統領の厳命を負う米海軍は、新鋭戦艦ノース・カロライナ級を投入、老兵たちの前に立ちはだかる。果たして死中に活を求める激闘の帰趨は!?フィリピン攻防、ついに決着。
著者等紹介
三木原慧一[ミキハラケイイチ]
1967年生まれ。アニメンタリー「決断」、「装甲騎兵ボトムズ」、横山光輝「三国志」等で著名な脚本家・鳥海尽三氏に師事したのち、『超弩級空母大和』で作家活動を開始。経済、軍事情報を盛りこんだドラマ性の高い戦記を得意とし、東京近郊にて暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杞人
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「戦場の霧」を愛し、不確定な状況でこそ指揮官の真価が問われると感じる人間としては、今シリーズの芸風は肌に合わないものがあった。しかしここで、情報化された戦場でこそ構築できるストーリーを魅せてくるあたり、さすがと言わざるを得ない。そして、本巻の顛末は、おそらく911以来の自己犠牲の問題についての作者の一つの解答であるのではないか。「インド洋」では問題意識が先走って正直失敗していたが、今回はよくテーマが消化されていたと思う。2012/03/04
こみ3
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当時の技術水準で、レベル7の表示盤が出来るかは?など色々あるけど、微妙な歴史改変など、色々あり面白い。2012/01/09
Kenny00h
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いやぁ、面白かった!いやぁ、かっこ良かった!2011/12/29
Meistersinger
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遂にフィリピン戦終結。日本側が常に有利すぎる感もあるが、旧式戦艦艦隊派遣の理由も明らかになり満足。浅間シリーズのシャルンホルスト級といい、内田弘樹の超甲巡といい、巡洋戦艦に惹かれる。2011/12/21
YS-56
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サブタイトルに相応しいフィリピン攻略最終局面。古式戦隊は勿論のこと、三水戦の活躍も見事でした。2011/12/17