C・novels fantasia<br> 最果ての少年―熱砂の巨兵〈1〉

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C・novels fantasia
最果ての少年―熱砂の巨兵〈1〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784125011684
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

数百年の間、竜巻に閉じこめられた辺境の村で、まだ見ぬ“海”に憧れる少年カルス。大地が揺れた夜、緑の炎をかざす兵士たちが村を襲う。愛する者たちを殺され、辛くも逃亡したカルスを待っていたのは、果てしない死の砂漠だった。美貌の敵将“白天馬”への復讐を誓い、カルスは“黄金の砂”をめぐる戦乱に身を投じる。自身に、世界を救う“力”が眠っているとも知らずに…。疾風怒涛の冒険ファンタジー、開幕。

著者等紹介

黒川裕子[クロカワユウコ]
9月28日生まれ。大阪府茨木市出身。京都外国語大学卒業、エジンバラ大学大学院修士課程修了。第6回C★NOVELS大賞を受賞し、中央公論新社よりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまだ

2
砂漠の国を舞台にしたファンタジーのプロローグ。随所に出てくる「砂」の描写に説得力があり、タラマという世界の息苦しくなるようなほこりっぽい空気感が丁寧に描かれた作品全体の雰囲気をより重厚にしている。しかし、個性的なキャラクター達のおかげで重くなりすぎず、読みやすい。 カルス一行の動向ももちろん気になりましたが、個人的には神官コンビの漫才パートが良かった。2012/05/27

黒目ソイソース

2
シリーズものなので思いっきりプロローグ。謎も殆ど放置プレイ、ぶっちゃけ「え!?」ってラスト。主人公のカルスがひたすら痛めつけられて可哀想過ぎて辛い話。だけど超面白かった。この方の描く「世界観」の迫力ってマジで凄い。砂漠の世界に連れて行かれちゃう。そして百足(ひゃくそく)の皆さまに完全に心奪われてしまいました!広大な砂漠の移動手段であり、戦場の友でもある生物…うおおお、私も血百足に乗りたいです!でも喰われそうだから百足航路にしとくべきかな…行軍の時の百足航路のカッコ良さは異常だった。最後に…モーラかわいい2011/09/21

ぽて

2
きっちり厚みがあるのにこれはプロローグなのかな? 黄金の砂をめぐる戦いと銘打ってるせいなのか、読後感はなんだかザラリとした感触。主人公・カルスの存在もその不思議な力も、聞こえてくる〈声〉の正体も全てが謎なうえにカルスにとって辛いことばかりで切ない。読み応えはあるので次巻には期待があるけど、とりあえず今回は読後感はイマイチかな。唯一、表紙のモーラのなんて素敵なこと!2011/10/30

れいき

2
面白かった。己が何者がを知らず、それでも厳しく暖かい義母と義姉、兄のような幼なじみに慈しまれ揺籃の時を過ごしていた少年の、血と涙と砂の旅立ち。前作と同じく前途多難な彼の正体は1巻にして早くも明かされたけれど、え、でも、どうなんの!?魅力的な大人キャラもいるし、早くも続刊が読みたい!2011/08/28

すがやん

1
前作に引き続き、しっかりとした世界観がある。 “黄金の砂”と世界の謎を巡る冒険の中で、少年の成長を描いて行く。 今作も男同士の絆や友情がメインで恋愛要素がほとんどないので、前作と似たような物語となるのかと思いきや、全く違う異世界の、壮大なファンタジーに仕上がっていて楽しめた。 新人とは思えない筆力と、暗さのある骨太な感じのストーリーで、C・NOVELSの中では「多崎礼」「茅田砂胡」に次いで注目の作家になりそう。2012/06/25

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