内容説明
頼みの綱“番人の魔女”ラウラにもザハトの呪いは解けず、そのためには精霊石が必要だと聞かされた。諦めきれずラウラと行動を共していたところを、盗賊団“黒犬”に急襲される。なんとか街に逃れたものの、今度は憲兵隊に捕まってしまった。“黒犬”の頭アジードが精霊石を持つのを見たザハトは、彼から奪うのが手っ取り早いと思いつく。“黒犬”捕縛に命をかける憲兵隊と手を組み、隠れ家襲撃に加わるが…。
著者等紹介
夏目翠[ナツメスイ]
第4回C・NOVELS大賞を受賞し、『翡翠の封印』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
16
明るくて元気で可愛らしいベルが復讐だったり呪いだったりという陰惨でダークな面の多いお話を朗らかに盛り上げてくれていたのに、なんという結末なのでしょう……。ラウラ姉さまの心境を察するとあまりに余りあります。次が最終巻という事で動き始めた二人の恋とか、ザハトの呪いとか色々気になります。2011/06/28
ダージリン
12
ラウラとベルの事情、ザハトとアジードの対決と見どころいっぱい。積んでてごめんなさい~。ザハトの心の強さに感服して・・・。アルが?次巻へいかねば!2012/05/26
すぅーた
8
レルドノームはどんな状況でも貫きますね。ベル・・ここで死んでほしくなかった。2011/08/20
ぱでぃんとんⅡ
4
レルドノームが出るとほっとしますね~。2011/04/07
太朗
4
読了。またまた何てところで終わるんだ……とやや憤りつつ、相変わらずなレルドノームに和みました。物語は大きく動いていますが、お人好し(?)なザハトとレルドノームの掛け合いが好きです。黒犬の人は……まぁ、意外に器が小さそうだなぁと思ったり。何にしろ、次巻を待ちたいと思います2011/03/14