内容説明
西の都の兵士たちに占拠された北の村で、村人は怯えながら暮らしていた。ある日、山に潜む異形を知らない兵士の暴挙で妖魔が出現。多数の犠牲が出たことを怒った都人は、妖魔を倒せる“妖の民”を連れ帰るよう、村長の跡取りユキヒラに命じた。想像以上に過酷な地で、妖魔に襲われたところを妖の民の青年トウサイに救われたユキヒラ。村人のために同行を頼むが、トウサイは首を縦に振らず…。シリーズ完結。
著者等紹介
夏目翠[ナツメスイ]
関西在住。『翡翠の封印』にて、第4回C・NOVELS大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みずなか
11
シリーズの中では一番すき。でもアマツの描写にもうちょっとページを割いてもいいんじゃないかと思っちゃった^^;後味が何となくもののけ姫的。もっとこの世界観を味わいたかったなぁ2011/03/07
フキノトウ
9
終わってしまったー。ユキの性別には、びっくりしました。もうちょっと、じっくりよみたいなぁー。続きがあったらなー。2013/07/07
水無月@更新停滞気味
7
シリーズの謎が明かされる最終巻。詰め込まれてたな―。そして仲良し三人組(笑)の最後の一人が主役か。話はなかなかシビアだったなー。彼らの継承ってそういうものなんだね…。シリーズではトウサイが一番成長してるのかな…?ピンナップのゲンダユウが生理的に無理。蛇みたい…。あとユキのビジュアルがどうも女の子に見えないのだが。ラストの女装仕様との差が…。やっぱ私は安定のマユリ&クライが一番好きかな。…ヒガキ…(泣)。2010/10/20
ダージリン
7
このシリーズの女性キャラは健気でなおかつ男前な気がする。トウサイも晴れて主役になり、完結してしまいました。またゆっくり再読したいです。2010/02/28
ゆん
6
最後はトウサイ。いやぁ、強いなぁユキ(笑)ほんと、このシリーズみんな女性陣が大活躍だ…まぁ、タイトルがすべて「~の花嫁」だもの、強いのも当たり前か。色んな意味で、最後のアマツの登場がちょっとね。四つの村からちゃんと「花嫁」を貰ってからでも良かったんじゃないのか?ヒガキが可愛そうな気もするし…。作者があとがきに書いてるように、裏主人公のアマツキの話とか番外編で出ないかなぁ。2012/03/31