出版社内容情報
姉を探すレーンとルディの前に立ちはだかる女王の騎士ギリーガルー。圧倒的な力を前に2人は――。SFガンアクション、完結
内容説明
“食らう”ことで相手の知識や経験までもを取り込み、進化する怪物たち。「家畜の概念を学んだからには、この動物を飼育し繁殖させたいと思うのは当然でしょ?」街の住人たちを家畜に堕とし、地上を怪物の楽園に作り替えようとする第二騎士ギリーガルー。食糧として引き出されたルディとレーンは絶体絶命の危機に。逆転の目はあるのか―!?SFガンアクション完結。
著者等紹介
宝珠なつめ[ホウジュナツメ]
埼玉県生まれ。東洋大学文学部印度哲学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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譲葉
1
レーンとルディのガンアクション小説の完結。なんとレーンの師匠、オスカーとサムが登場。化け物の騎士、サハ・ポオとの友情にも注目したい。それにしても、なんて酸っぱいんだろう。人が人であること、化け物と人の境界はどこにあるのか、友情や絆は。残酷に、確実に、熱砂の星パライソの苦さが描かれる。もちろん、レーンとルディ(あるいはサハ・ポオとの、あるいはシェードとの)の関係には苦さを超えたものがあるのだが。私としてはもう少しサンドラ・ガーネットに登場願いたかった。なお、残酷描写や血が苦手な方には勧められない。そういうの2011/10/03
UI
0
単純に面白かった~。「修羅の縁」の前半で好感度がぐっと上がったせいもあって肯定的に楽しんだ。 が。 やっぱりこのお方、どうしても苦いものを入れたがりますねえ。 マンガが楽しいのは勧善懲悪の安心感なんだけどね。 悪の善はほっとするけど、善の悪は苦い。 わざわざヒーローに負の人間味を与えなくてもいいのに。2012/03/24
ふぃー
0
少々荒削りなストーリーでしたが楽しめました。一番驚いてワクワクしたのはギリーガルーとの対峙。知的で人間を家畜化するとか、恐ろしい……。2012/01/28
ユイ
0
オスカーが切なかった。光と影。誰にでも嫉妬はある。2010/06/18
静鎖
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切なかったです……でもこれでよかったのかな……?2010/06/11