出版社内容情報
傭兵王狙撃の報が大陸中を駆けめぐる。しきりとちらつく龍族の影。果てのない戦乱はどこへ向かおうとしているのか?
内容説明
鉄砲傭兵集団鋼の風の団長ライゲンベックの望みは「国」である。よって、世界の調停者たる龍族にかかわりのあるらしいベルネを抑えることに、利を見出せる数少ない一人であった。おかげで過酷な生存環境に素人が放り込まれたが、ベルネはめげずに技能集団の中に己の居場所を創りあげていく。ようやく、改革的思想を持つ猫族教皇の支援を得て(たとえ教会領に隣接する王国の盾としてでも)、傭兵団長が領主を務める「国」が誕生。しかし熱狂する人々の眼前で、ライゲンベックが凶弾に倒れた―。
著者等紹介
花田一三六[ハナダイサム]
1971年埼玉県生まれ。福岡県在住。調理師専門学校卒業後、ホテルに入社するもひと月でリタイア。小説家を目指しアルバイト生活をつづけ、94年に角川書店から短篇「八の弓、死鳥の矢」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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