出版社内容情報
プレニマーの内偵を特定するため尽力するサージルとアレク。既に敵の魔手は《オレースカの館》にも伸びており――!
内容説明
円板と水晶の冠―呪いの品を敵の手から守り、孤独に耐える“守り人”ナイサンダー。かつての師匠、今では大切な友の抱える秘密に苛立ちを隠せないサージル。その陰で着々と“オレースカの館”包囲網を狭める宿敵プレニマー。サージルとアレクに復讐を誓う黒呪術師アシュナジも、二人の痕跡をたどる鍵を手に入れ…各々の思惑が交錯する中、ついに実力行使に及んだ敵に、アレクたちは対抗できるのか。
著者等紹介
フルエリン,リン[フルエリン,リン][Flewelling,Lynn]
1958年、アメリカ合衆国メイン州に生まれる。メイン州立大学で英文学の学位を取得後、結婚。オレゴン州で獣医学を、ジョージタウン大学でギリシア古典を学び、会社員、アパートの管理人、教師、検死技師、コピーライター、フリーの編集者、ジャーナリストなどを務める。現在はニューヨーク西部に在住
浜名那奈[ハマナナナ]
白百合女子大学大学院博士課程を単位取得満期退学(児童文学専攻)。英語圏の児童文学を中心に研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小雪
5
アレクはもしかしたら…!? と思ってたけど、やっぱり!!サージルの葛藤や、まわりでやきもきしながらも温かく見守る仲間の優しさにじんときた。ふたりから零れ落ちる「タリー」という単語にドキドキする!そんな胸の高鳴りもつかの間、ついにプレニマーとの戦争が始まってしまい、ふたりが離れて行動していたことがなんとも切ない。雄鶏亭の気のいい人々の最期は本当にむご過ぎて言葉にできない。アレクが離れてしまってる今、サージルの心が壊れてしまうんじゃないかと心配になる。ふたりには常に一緒に行動してもらいたい…!つ、続きをー!2010/04/26
Alice@JazzCafé
3
<緑の貴婦人号>がついに就航!ラール船長の再登場がうれしいです。グウェセリン姫(女装したサージル)に心底惚れていたんですね。船長にはお気の毒でしたが、サージルの苦々しい顔や、笑いをこらえたアレクの様子を思い浮かべるとちょっと笑えます。<緑の貴婦人号> とラール船長の今後の活躍にも期待。さらわれたアレクを救いにいざプレニマーへ!(ところで私掠船と言えば『Fresh&Blood』の<グローリア号>、そしてジェフリーと海斗をつい連想してしまいました。マーダス卿がビセンテのような人だったら良かったのに...)2012/03/29
月華
3
再読 マーダス達の逆襲が始まりました。アレク行方不明、ナイサンダー重症、サージルの精神状態がかなりぎりぎりの所まで来ています。ベカ視点の話も入り、さらに物語が広がっているように思います。アレクとサージルの気持ちが徐々に近づいてきています。2012/02/21
夜風
3
後半は衝撃的でした。アレクの一途さが逆に悲劇を招いたとか辛すぎる(;ω;`) 発売日に買って読んだ人は続きが気になってうずうずしてたんだろうな・・・完結してから手を出してよかった((
浮草
1
風雲急を告げる。いよいよ敵も動き出した。アレクの秘密も明らかに。2016/11/03




