内容説明
中国・後漢時代に乱世の梟雄と呼ばれる男がひとり―その名は曹操。呉の孫権、蜀の劉備と並び称される三国志の英雄である。だが、名将としても誉れ高い彼が一五万の大軍を率いて、要衝・樊城で対峙したのは、劉備でも孫権でもなかった。アルプスを越えて進撃し、強大なローマを滅亡寸前まで追いやったカルタゴの名将―ハンニバル・バルカスだった。今、古代の東西を代表する名将が、時空を超えて激突する!不思議なチェスセットにより、この異世界に誘われた三日月常雅・常資兄弟は、この東西名将対決に双方の軍師として参戦。はたして勝利を掴むのはどちらだ!?シリーズ第四弾。
著者等紹介
柘植久慶[ツゲヒサヨシ]
1942年愛知県生まれ。61年、慶応大学法学部在学中に傭兵部隊の一員としてコンゴ動乱に参加。その後、フランス外人部隊教官を経て、アメリカ陸軍特殊部隊に加わる。著作多数
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