内容説明
異端審問官を求めて始まった新たな旅。探し当てたのは背の高い吟遊詩人。奇妙なしゃべり方のその男は記憶を操作し、禁忌を決めつける…。知りすぎたものの危険と孤独に立ち向かうフィリエルの心が世界を変えていく大人気ファンタジー全8巻ついに完結。
著者等紹介
荻原規子[オギワラノリコ]
1959年東京生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。学生時代から児童文学の創作を始め、『空色勾玉』でデビュー。日本児童文学者協会新人賞を受賞。著書に、『薄紅天女(赤い鳥児童文学賞受賞)』(徳間書店刊)、『これは王国のかぎ(産経児童出版文化賞受賞)』(中央公論新社刊)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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hirune
41
遂に最終巻。まだいくらでも続きが書けそうだけど、終わっちゃいました。フィリエルがどんどん強くなるのはルーンの抱えるマイナス要素まで引き受けなくちゃならないから?強烈なマイナスはそれを上回るプラスで打ち消さないと。未婚の乙女なのにおっかさんになったしね☆フィリエルやアデイルと違ってレアンドラは周りに守られるのでなく自力で生き抜いてきたらしい。パートナーがいないということは、彼女が一番自分を捨てられる女王候補なのかも。強い女だなぁ☆2015/08/02
nana
15
母は強し、そして大概の息子はママに逆らえないんだよね(^_^;)全ての種は拾えてないけど、それは多分故意になんでしょう。最後まで面白かったです(^^)2015/07/23
月華
12
図書館 2003年5月発行。単行本のものを再掲のようです。この本が出るにあたって新装版が出たようです。イラストのイメージがだいぶ変わりました。ほかの本のイラストもちょっと見てみたくなりました。SFの雰囲気がだいぶ強かったように思います。完結のようですが、話としては続いてもおかしくないと思います。2014/12/17
Yuki
9
とうとうラストです。このシリーズとしては終わりだけれど、今後の世界にがどうなるのかは、含みを持たせた感じですね。バードやフィーリの関係を理解するのに、ちょっと戸惑ったりしましたが、慣れてくると一気読みでした。ルーンが否定される場面が切なく悲しかったです。それだけに、フィリエルとルーンのじゃれあいのようなやり取りが微笑ましく感じました。今後の世界でふフィリエルとルーンが幸せになって欲しいです。2015/01/04
ジジ
5
本編の続き的な。結局未完なんだけれどもあの人やこの人のその後もちらっと出たりしてお得感はある。がんばれグラール王国。負けるなグラール王国。ってことで幕。2013/12/13
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