内容説明
体育の日に川に落ち、一度死んで「あの世」から生き返った16歳の高校生・笹倉里加。目をさますと、遠くの出来事を見聞きできる、ふしぎな「力」が備わっていた。自分を川に突き落として殺そうとした犯人はいったい誰か?「力」を駆使して真実を突き止めようとする里加に、単身赴任する父の不倫、先生を慕う妹の恋心、ボーイフレンドの一家心中、担任教師の秘密など、つぎつぎと問題がふりかかる。クラスメイトの売春事件の陰にはクスリを扱う危険な組織が見え隠れし、友達を励ますはずのパーティでは銃声が…。泣いて、笑って、恋をして、ふしぎな「力」で解決します。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年「幽霊列車」でオール読物推理小説新人賞を受賞し、サラリーマンから作家業に専念する。80年には『悪妻に捧げるレクイエム』で角川小説賞を受賞。シビアな事件・出来事を暖かい視線で描き続けている
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感想・レビュー
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