内容説明
天才ボクサー藪一也の世界タイトル挑戦が決定すると、元トレーナーの倉本は異常なまでの深い絶望感に包まれた。無理だ、今の藪では勝てない、最強の王者ケニーに再起不能にされてしまう。藪も、おれも、おしまいだ…。ボクシングという魔物に精神を蝕まれている倉本は、世界戦前日、ケニーに会いに行く―。そして、試合当日、思いもかけない出来事が!?大傑作ミステリー誕生。
著者等紹介
織田淳太郎[オダジュンタロウ]
1957年北海道生まれ。早稲田大学卒業後、土木作業などのアルバイトを転々とする。編集プロダクション勤務を経、スポーツライターとなり『Number』などに執筆する。主な著書に『狂気の右ストレート 大場政夫の孤独と栄光』『巨人軍に葬られた男たち』プロ野球審判員の死の謎を追う長篇ミステリー『ジャッジメント』がある
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- ドラゴンブラッド MF文庫J