内容説明
新たな植民地法締結の使命を帯び、内戦の混乱いまだ収まらぬパガンへ特使として赴くエスティ。売名行為との誹りを受けながら友の治める国との橋渡しを願う彼女は無事大任を果たせるのか?様々な苦難から逃げることなく波乱の時代を鮮やかに生き抜いた薔薇たちの物語は新時代への夢に向け今ここに幕を下ろす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月華
2
図書館 2000年7月発行。女性の自立がテーマの印象でした。色々ご都合主義的な印象でしたが、あまり突っ込まないほうがいいんだろうなと思います。最後がかなり駆け足でした。2015/01/23
ピンク
2
あれ、わりと怒濤の展開で終わりましたね…最後がひとっとびすぎて納得いかない……2012/03/09
kmori299
0
再読。エスティがエイダン・グレイを受け入れられなかった理由が良い。セシリアがエスティに爵位を授与する時に用意した言い訳も悲しいけど胸をうつ。2017/01/23
みや
0
☆☆☆☆2000/10/08
月野
0
セシリアが、最後にエスティに爵位を授与しようとしたところが、何度よんでも涙ぐみます。二人の、互いが互いに思う友情がとても好きでした。そして、エイダン・グレイが、エスティに嫌われたくないがために、セシリアを裏切れなかったところが笑います。2012/10/04